2019年3月12日 高濃度フッ素配合歯磨剤について
日本で販売されている歯磨き粉の多くにはフッ素が配合されています。
そのフッ素が平成29年3月から、新しく1000ppmを超える高濃度のフッ化物を配合した歯磨剤が認可されたのをご存知ですか?
今まではISO(国際標準化機構)基準の1500ppmを大きく下回る1000ppm以下に規制されていましたが、平成29年3月に厚生労働省は1000ppm以上1500ppm以下の製品を医薬部外品として承認しました。
WHOによると、フッ素濃度1000ppm以上の歯磨剤ではフッ素濃度が500ppm上昇するごとに虫歯予防効果が6%ずつ上昇すると評価されています。
この承認を受けて、市販の歯磨剤でも1450ppmの歯磨剤が販売されています。
これから歯磨剤を選択する際にはぜひパッケージに“高濃度フッ素配合”と書いてあるものを選んでいただくことを推奨します。
もちろん当院でも1450ppmの歯磨剤やジェルタイプのものも販売しておりますので、気になる方は担当の歯科衛生士や受付にお尋ねください。
Check-up standard ¥594
Check-up gel ¥630
※6歳未満の小さなお子さまには使用できません。
手の届かないところでの保管をお願いします。
また、フッ素を最大限に活用できる方法もありますのでそのご紹介もさせていただきます。
★トゥースペーストテクニック(イエテボリ法)
通常の歯磨きとうがいをした後に・・・
①歯ブラシにフッ素入り歯磨き粉かcheckupジェルを3~5歳は5㎜以下、6歳以上は1㎝程度出す。
②2分間歯に塗布する(途中吐き出さない)
③歯磨き粉を吐き出さずに少量の水で30秒ぶくぶくうがいを1回行う。
④その後2時間飲食しない
毎日の歯磨きに有効的にフッ素を取り入れて予防をしていきましょう!!