酸蝕症

2019年12月4日 酸蝕症について

みなさん、酸蝕症(さんしょくしょう)という歯の病気を知っていますか?

むし歯と歯周病はよくメディアでとりあげられていたり、実際に多くの方が歯医者さんに行き治療をしたことがあると思います。そのような病気に次いで酸蝕症は第三の疾患といわれ、全世代で約4人に1人(26.1%)が罹患している、気を付けなければいけない病気です。

 

Qどんな病気なの?

酸性の食べ物や飲み物によって、また逆流性食道炎の方等は胃液(胃酸)によって歯が溶けてしまう病気です。

酸蝕症

 

※クインテッセンス出版〝知る・診る・対応する 酸蝕症“より画像引用

進行すると歯が欠けたり、穴があいたりすることもあります。また、何本もの歯に広範囲に発生することが多いのも特徴です。

 

Qどんな食べ物や飲み物が良くないの?

歯が溶けだすpHが5.5であり、それよりもpHが高いか低いかで判断できます。

pHが低くなるほど、酸性度は高くなり酸蝕症のリスクが高くなります。反対にpHが高くなると、どんどんリスクが低くなります。

好んでよく食べたり飲んだりしている物がどこにあるかチェックしてみましょう。

飲料による歯のリスク

 

 

 

 

 

 

 

食品に含まれる酸性度早見表

 

 

 

 

 

 

 

 

酸性食品の食べ方や飲み方にも注意が必要です。

だらだら食い、だらだら飲み、ちびちび飲み(デスクワーク時、運転中やスポーツ時、など)はなるべく避けるようにしましょう。

 

酸蝕症は生活習慣病であり、身近な病気です。

一人ひとり原因は違いますので、歯医者さんで診てもらい、適切な処置や予防方法を教えてもらいましょう。

 


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