2020年3月16日 歯列接触癖(TCH)について
「歯列接触癖(TCH)」について
こんにちは。
突然ですが、みなさんは「歯列接触癖(TCH)」をご存知ですか?
歯列接触癖とは、歯の機能時(ものを噛むときや飲み込むとき)以外の時間にも上下の歯を接触させる
癖のことです。
もし頻繁に噛みしめやくいしばり、歯ぎしりなどをしていると、歯は摩耗し続け、あちこちしみる感じになったり、ひび割れが進んで、歯が割れてしまうこともあります。口のまわりの筋肉や関節が破壊され続けなかなか治らないという結果になることもあります。
以下のことに当てはまる方は注意が必要です。
- 日中、無意識的に奥歯が接触していませんか?
- 唇を閉じた状態で上下の歯が接触していませんか?
- 朝起きたときに顎が疲れたような感覚がありませんか?首筋や肩がこっていませんか?
- 片頭痛がよく起こりませんか?
- 硬い食べ物をよくたべませんか?
- お豆腐のような軟らかい食べ物でも強く噛んでいませんか?
- 硬い食べ物が歯によいと思い込んでいませんか?
- ガムやスルメ、昆布などをいつも噛んでいませんか?
- 早食いではないですか?ほおばって食べる癖はありませんか?
噛みしめや歯ぎしりの習慣をやめる効果的な方法は、唇を閉じて歯を離す感覚を覚えることです。
「唇を閉じて、上下の歯を離し、頬の筋肉の力を抜く」
を意識してみてください。
この簡単な方法で顎の関節とお口のまわりの筋肉はリラックスし、緊張やこわばりから解放されます。また、知覚過敏が軽減して、歯の寿命が延びるので、思いあたる方はぜひ試してみてください。