歯科用CT

2019年5月9日 インプラント治療におけるCT撮影について

インプラント治療におけるCT撮影について

歯科用CTとは、近年開発された歯科に特化したCT装置で、コーンビーム方式を用いているためコーンビームCTとも言われています。

主に、インプラントや親知らずの抜歯などの治療に用いられますが、耳鼻科領域(蓄膿症など)にも応用されることがあります。三次元の高画質画像を用いることで、通常の歯科用レントゲンでは判別できない、痛みや症状の原因の究明に役立ちます。

また短時間のX線照射による、歪みの少ない繊細な画像を断面で観察することができます。

 

インプラント治療では、埋入する部位の術前の骨の状態歯科用CT

(質や厚み、高さ、形態など)が正確に確実な判断ができるので、切開や剥離をしない手術や増骨術などに対しても

判断が即日に行えます。

歯科用CTでの撮影画像をもとに、的確な治療計画を立てることは、安心な治療への第一歩です。

日本口腔インプラント学会ではインプラント治療に際して

CT撮影を推奨しています。

 

患者様に優しい低被ばく

歯科用CT 被ばく量

 

 

 

※当院の歯科用CTは0,02~0,05マイクロシーベルトと

通常のパノラマレントゲンと同じ程度の低被ばくです。

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ガイドサージェリーにおいてはCTのデータをもとに、インプラントの上に入る人工歯の形態、およびインプラントの埋入位置・角度・深さなどを決定します。歯科医師・歯科技工士がチームとなってCTデータを共有し、コンピュータ上で手術から人工歯装着までの治療計画を立てます。具体的には、人工歯の形態、使用するインプラントの種類とインプラントを埋め込む位置・角度・深さなどを計画します。

歯科用CTデータ

 

 

 

 

 

 

 

 

CTと歯科医療における現状

従来のX線写真は二次元的な平面での診断しかできませんが、歯科用CTでは三次元の立体画像でのレベルに変わるので、より多くの情報が得られます。

1 見えなかったものが見える
一般のレントゲンで見えなかった部分が容易に確認できるようになりました。
顎の内部構造なども、リアルに見えます。

2 わからなかったことがわかる
顎や歯だけでなく、上顎洞(鼻の奥)の形態や粘膜の状態、病巣などを
立体画像で確認できます。

3 治療の安全性が広がる
インプラントだけでなく、矯正や根管治療、親知らずなど、
幅広く歯科治療に応用することができ、正確な審査・診断により、
治療の安全性を高めます。

 

 

インプラント


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